高校生の皆さんへ!(第2弾)

カテゴリー:簿記知識 |

簿記を学習している高校生の皆さん!こんにちは!

前回の、「高校生の皆さんへ!(第1弾)」では、簿記を学習して、日商簿記1級や2級を取得すると得られるたくさんのメリットの中で「進学」と「就職」についてまとめてみました。

今回の第2弾としては、簿記の学習の延長線上にある税理士試験についてみていきたいと思います。以前より厳しすぎると問題視されていた受験資格が改正されて、令和5年度の試験から誰でもが挑戦できるようになったというお話をしたいと思います。

税理士試験

毎年8月に行われる税理士試験は、会計学科目(簿記論、財務諸表論)の2科目必須、税法科目(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法など)9科目中3科目選択必須の、計5科目を取得すると税理士資格を得ることができます。しかし、他の国家試験に比べて受験資格が厳しいのでは?!ということが以前より問題となっていました。

税理士試験受験資格の改正

令和5年度の試験から受験資格が改正され、会計学(簿記論、財務諸表論)の2科目は、誰でも受験することができるようになりました。以前は、日商簿記1級または全経簿記上級に合格しないと受験できなかったことを考えると朗報ですね。ただ、税法科目を受験するには、やはり受験資格が必要となります。

税理士試験に挑戦!

前回は、簿記を学ぶメリットについて、主に「進学」と「就職」に的を絞って見ていきましたが、今回は、その延長線上にある税理士試験についてお話をしてきました。税法科目の受験資格を考えると日商簿記1級まで頑張って取得してほしいのですが、日商簿記2級が終わったら税理士試験の会計学科目(簿記論、財務諸表論)に挑戦!することができます。が、せっかく簿記を学習したのだから、そこで終わらずにぜひ税理士試験に繋げてほしいと思います。人は、生きているうちはずっと勉強し続けるものですからね!