簿記に関する面白そうなお話!
簿記の学習には直接関係ないかもしれないけどちょっと面白そうな話題についてのお話しです。
学習に行き詰まったときや気分転換にどうぞ!!!
簿記とは
簿記とは「帳簿記録」または「帳簿記入」の真ん中の二文字を取って作った造語ですが、その作者はというと、福沢諭吉先生です。先生の著書である「帳合いの法」によって紹介されました。
英語で簿記のことをbookkeepingといいますが、外国人の発音を聞くと「ブックキーピング」が「簿記っ!」と言っているように聞こえるな!とほくそ笑んでいたらしいです。知らんけど!
借方と貸方
日本で一番最初に福沢先生の簿記を導入したのは銀行です。銀行では預金者(銀行にお金を貸してくれた方)から預かったお金の記録として、ノートの右のページに「名前と金額」を記入し、融資先(銀行のお金を借りてくれた方)の記録としてノートの左側のページに「名前と金額」を記入しました。そのことから右側=貸方、左側=借方と呼ぶことにしました。お金の出し入れはその会社にとってトップシークレット。なので暗号化して記録します。たとえ左・右という言葉でさえも暗号化して表すのです。うーん!諸説あるかもですが筆者はこの説を信じています!
会計期間
中世ヨーロッパの冒険商人(コロンブスなど)は、出資者(民衆)からお金を集めて船を作り、船乗りを募集し、地図(中国の宦官:鄭和さんが作った海図)をもってスパイスを取りに行きました。そして持って帰ったスパイスをヨーロッパで売りさばき、そのお金で出資者(民衆)にお金を返し、分け前を支払い、船乗りに給料を払い残りをポケットにいれました。そうこうしているうちに定住型の東インド会社(世界初の株式会社)ができ大儲けしました。なお、東インド会社の最初の決算は約半年後、2回目の決算は70数年後とあいまいでした。そこで会計期間という概念が生まれ、今は1年間を会計期間としています。70数年後に配当を貰った方(子孫)は驚いたでしょうね。そしてご先祖様ありがとう!と感謝したに違いありませんね。
今回はここまで。次も乞うご期待?ください。