売上諸掛り（日商簿記ネット試験３級第１問対策）
（日商簿記ネット試験３級第１問対策）
商品を販売する際にかかる諸費用を売上諸掛りといいます。売上諸掛りは商品販売時にかかる一切の費用（運送費や荷造費など）をいいます。誰が負担するかによって処理（仕訳）の方法が異なりますので注意が必要です。
売上諸掛りの処理（仕訳）
売上諸掛りを誰が負担するかによって仕訳は異なります。当社負担の場合と先方負担の場合に分けてみていきましょう！
当社負担の場合（当社の費用）
売上諸掛りの全部または一部を当社負担（費用）とするときは、純然たる費用として発送費勘定（費用）として処理します。
※発送費は純然たる費用です。
先方負担の場合（先方の費用）
売上諸掛りの全部または一部を先方負担とするときは仕訳不要ですが、当社が先方に代わって立て替え払いしたときは仕訳が必要になります。
実務では、よほどのことがない限り立て替え払いはいたしません。（経理に怒られます笑）
なお、立替金勘定が使えないときは、売掛金勘定で処理します。
※立て替え払いした売上諸掛りは、掛代金の請求時に一緒に請求するため売掛金勘定で処理します。
なお、日商簿記検定試験のネット試験の第１問（仕訳問題）では、借方と貸方の両方に同じ勘定科目を入力することはできませんので、売掛金勘定は必ず合算して解答してください。
動画はコチラ↓↓
【第5回】かんたん簿記動画 商品売買の三分法の仕訳 仕入と売上について勉強しよう
https://youtu.be/DIS1GHOf3fg
