商品有高帳について

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今回は商品有高帳(の側面)についてご説明いたします。

簿記で扱う帳簿は大きく分け、主要簿(仕訳帳と総勘定元帳)と補助簿(補助元帳と補助記入帳)の2つになります。今回のテーマである商品有高帳は補助簿の中の補助元帳になります。

〔補足〕補助元帳と補助記入帳

補助元帳は、特定の勘定の内訳明細を記録する帳簿をいいます。日商簿記3級では、売掛金元帳、買掛金元帳、商品有高帳があります。
補助記入帳は、特定の取引の内訳明細を記録する帳簿をいいます。日商簿記3級では現金出納帳、当座預金出納帳、受取手形記入帳、支払手形記入帳、売上帳、仕入帳などがあります。

商品有高帳

商品有高帳は、扱っている商品ごとの内訳(受入、払出、残高)を記録する補助元帳です。日商簿記3級では移動平均法と先入先出法の2つの計算方法、2級で総平均法、1級で最終仕入原価法などが追加されるのですが、実は3級で学習する移動平均法が一番面倒くさい方法なのです。そして次に面倒なのが先入先出法なのです。3級受験者にとっては有り難くない話ですね。

移動平均法

商品の受入、払出のたびに平均単価の計算をし直す方法です。常に商品単価の平均値を出しなおす方法ですから面倒この上ない方法です。

先入先出法

先に仕入れたものから売れていくという仮定の下に行われる方法です。が、逆に考えて、後から仕入れたものが後に残る(後入後出法)と考えた方が計算は楽になります。

まとめ

いずれにしても日商簿記3級を受験する方にとっては、絶対にマスターしてほしい分野です。なぜかって?得点しやすいからですよ笑。